Drug Discovery Raid Battle 2018 presented by souyakuchan @ Social Drug Discovery Project.
Assays will be conducted in collaboration with Namiki Shoji Co., Ltd. and Enamine Ltd.
事前参加登録フォーム(〆切: 2018 年 12 月 31 日)
化合物ライブラリ(SDF ファイル)
標的: PD-1/PD-L1 タンパク質–タンパク質間相互作用
※ 当記事は必要に応じて随時更新されます。
概要
近年がん治療において有効性が確立されつつある PD-1/PD-L1 免疫チェックポイント阻害剤は抗体医薬として実用化されているが、低分子化合物によっても実現できる可能性がある。そこで、PD-1/PD-L1 免疫チェックポイントシグナル伝達を阻害する低分子化合物を発見するために、誰でも参加自由な薬剤探索イベント 創薬レイドバトル を開催する。参加者は各自独自に候補化合物の絞り込みを行って運営 (@souyakuchan) に候補を提出し、運営はそれをアッセイし阻害活性を確認する。アッセイ後にヒット化合物の有無を発表し、もし有望なヒット化合物が得られていれば当該化合物提案者と共に薬剤としての開発を目指す。
背景
PD-1 (Programmed cell Death-1) は免疫グロブリンスーパーファミリーの一員であり、T細胞の プログラムされた細胞死 (programmed cell death) 現象に関わる遺伝子として同定された。その後の研究で PD-1 は、免疫応答を活性化するか抑制するかを決めるチェックポイント機構(免疫チェックポイント)を担う分子であることが明らかとなり、PD-1 のリガンドである PD-L1 を発現している細胞は自己として認識され免疫細胞による攻撃を逃れることが分かった。